2009-09-01から1ヶ月間の記事一覧

4th International Workshop on Plan 9

accepted papersが公開されていた。 Plan 9's Universial Serial Bus, Francisco J. Ballesteros Measuring kernel throughput on Blue Gene/P with the Plan 9 research operating system, Ronald G. Minnich, John Floren, Aki Nyrhinen Using Currying an…

netimpのコード

昨日の続きで、netimpのコードを眺めている。まずは上下層とのインタフェースからざっくり全体像をつかんでみる。netimp(以下、1822と呼ぶ)はネットワーク層プロトコルなので、下位層はデータリンク層であるネットワークインタフェース(NIC)になる。デー…

IMP: インターネットルータの祖先

先日の2.11BSDのエントリでも触れたが、IMP(Interface Message Processor)に対応するコード(/sys/netimp/)があって驚いた。ということでそこからIMPとは何者かを探っていきたい。特に今回調べたのは、IMPとホスト間のプロトコルである、1822ホストアクセ…

オーバレイカーネル

オーバーレイ機能にあてた労力を動的コア割り当てと動的相互参照(リンク)機能の高速化に費やしていたら、どれほど早い素晴らしいシステムになっていたことか。 ーーフレデリック・P・ブルックス,Jr 概要 昨日の続きでもう少し2.11BSDで遊んでみようと思う…

ミドルエンディアン、またはPDPエンディアン

概要 UNIX V1がらみでPDP-11を調べていたら、PDP-11のエンディアンは特殊でミドルエンディアン、またはPDPエンディアンと呼ばれていたことを知った。さっそくテストプログラムをPDP-11シミュレータ上で動かして、その事実を確認してみた。 ミドルエンディア…

Snow leopardでplan9port

Snow leopardでPlan9portがコンパイルできるようになっている。といっても強制的に32bitでコンパイルされるようになっただけだが。Plan9portはdrawterm同様Carbonを使っている。AppleがCarbonを64bit化することはないといっているから、この部分をCocoaに書…

sam

Snow leopardでp9pも動いたことだし、samを触ってみた。samはacme以前にRob PikeがPlan9用に書いたエディタだが、私が物心ついた頃(笑)にはすでにacmeが存在したので、samを使ったことはなかった。samはacmeの前身というイメージがあったので、漠然と似た…

Snow Leopardでdrawterm

MacBook (Core 2 duo 2GHz/Black)をTigerからSnow Leopardにしてみた。そのついでにHDD(TOSHIBA MK1234GSX)もSSD、しかもIntel X25-M G2に換装した。4万円の出費は痛かったけど、快適、快適(NetBook買えちゃう値段だよね)。参考までにXbenchの結果はMacBoo…

V7/x86

先日、MITのvx6を紹介したけど、UNIX V7をx86に移植するというV7/x86というプロジェクトも存在した。デモディスクイメージをQで動かしてみたけど、単なるV7じゃなくて、vi、csh、moreというUCB由来のプログラムも含まれている。コンパイラはpccではなく、ACK…