BlockとQueue

ようやくTCPっぽい処理に入り始めた．UNIXでは，ネットワークIO用のバッファ管理では，プロトコルスタックのレイヤごとにヘッダを抜き差しするのに便利なように，mbufやskbuffというデータ構造が使われている．Linuxのskbuffは性能を優先したためか，TCP/IPべっとりな構造になっているが，BSDのmbufはもっと汎用なデータ構造になっている．Plan9の場合は，g:plan9reading:keyword:Blockというデータ構造でmbufよりもさらに汎用で，ネットワークIO以外でも使われているようだ．さらに，複数のBlockをキューイングしておくために使われるのが，g:plan9reading:keyword:Queue．