シングルシステムイメージクラスタ

いわゆるBeowulf型クラスタは,ユーザからも個々の計算ノードが見えて,rsh/sshできる.一方,XCPUやopenMosixSCoreなとは,ユーザに一つのシステムビューを提供し,基本的には個々の計算ノードへのrsh/sshは許さない.後者の方が,スケーラビリティがあり,大規模クラスタに対応できる.
openMosixは知らないけど,SCoreはXCPU同様,サーバホストと計算ホストという非対称な構成になってる.XCPUは9Pベースのファイルシステムとして,SCoreはSCore-Dというソフトウェアによってシングルシステムイメージが実現される.openMosixは,BProcのようにプロセスマイグレーションを使っているが,SCoreはXCPUのようにバイナリ転送機能を持つ(計算ノードのアーキテクチャごとのバイナリを転送できたはず).XCPUの論文では,計算ノードはディスクレスと書かれていたように記憶しているが,SCoreも次のバージョンではディスクレス対応するらしい.