ふりかえり

巷ではレトロスペクティブズっていうんですか?今年も1週間が過ぎようとしているが、去年のPlan9日記をふりかえってみようと思い立った。
書いたエントリ数は70で、一昨年の175から比べると半減以下になっている。でも、Plan9ネタ縛りでよく続いたというのが、正直なところ。あと、ひらメソッドPlan9カーネルを読もうという試みg:plan9readingは、結局一回も更新できなかった。残念だけど、私には継続力が足りなかった。

エントリ数は減ったけど、少ないながらもブックマークされる記事が出てきた。Plan9に特化しない一般論を書いたエントリが増えたからかな。それを象徴するのが、もっとも被ブックマーク数が多かった「ソフトウェアの単純さ」の21ユーザだ。それに続くのはぐっと減って5ユーザが「OSと失敗学」と「リアルモード用アセンブラ」。後者はあろはさんのブログ経由か。そして、4ユーザが5件「Plan9 on QEMU」「10のPlan9小技」「rcでtelnet」「Plan9デモビデオ」「分散ファイルシステム」、3ユーザが7件だった。

あと、リンク元を眺めて気付いたのは、「CPU ロードアベレージ」で検索してやってくる人がコンスタントにいること。「CPUロードアベレージ」のようなカーネル内部の解読もニーズがあるのかな。

Plan9コミュニティ全般としては、ワークショップIWP9の開催(1stで発表があった「LP49」や「Pegasus 2.4」について書いたり、2ndのまとめ「IWP9まとめ」を書いたりした)やGoogle Summer of Code(Google SoC採択結果)の影響でちょっとは盛り上がって来ている気もする(があまり昔のことは知らないのでよくわからない)。

個人的に今年一番インパクトを受けたのは「Plan9 on BlueGene/L」だったので、関連して「Right-Weight Kernel」と「Plan9とHPC (High Performance Computing)」というエントリを書いた。また、これからは並列言語だと巷では騒がれているようなので、ErlangではなくNewsqueakについて何度か取り上げたが(「Concurrency/message passing Newsqueak」「Newsqueak on MacOS X」)、これまた中途半端で投げ出してしまった。Limboをまじめに勉強するかな。

今年の抱負は、Plan9の運用面についてもっと勉強したいので、Plan9サーバをどこかに立てることかな。