計算「ノード」という呼び方について

計算機のことをノードとかホストと呼ぶことがある。ホストは計算をホスティングするという意味で問題ないけど、今回はノードという呼び方について考えてみる。特に計算機がネットワークに接続されたクラスタやデータセンタではノードと呼ぶことが多い。計算機屋のみと話しているときはこれで支障ないのだけど、ネットワーク屋と話していると話が食い違ってしまうことがある。特にデバイスに近い人だと、スイッチングモジュールなどのチップをスイッチ、システムとなった装置をノードと呼んでいたりする。ネットワークの視点で見ると、スイッチやルータがノード(節点)であるというのは正しい。

計算ノードと呼び始めたのは、HPC分野で単に計算ノードとスイッチノードの区別から始まったのかもしれない。けど、インターコネクト・トポロジがメッシュ・トーラスだった計算機が由来だったりしないかな。メッシュ・トーラスなら計算ノードでルーティングするし、リーフ(葉)ではなくなる。一方、Ethernetに代表されるツリー・トポロジだと計算機もリーフになる。まぁ、リーフもノードの一部だから、計算ノードと呼んでも間違いじゃないけどさ。