TECOエディタ
前にTOPS-20に関係してTECO(Text Editor and Corrector)について触れた*1。@iratqqさんのつぶやきで知ったのだが、「本物のプログラマ」にはこんなことが書かれている。
本物のプログラマは``what you see is what you get''なんて、テキストエディタと女については邪悪なコンセプトとしか考えていないのだ。いや、本物のプログラマがほしいのは、``頼んだら、やってくれる (you asked for it, you got it)'' そんなテキストエディタだ -- 複雑で、神秘的で、強力で、情け容赦なく、そして危険なエディタ。TECO は、そんな貴重なエディタだ。
TECO のコマンドシークエンスは、可読テキストと言うよりは、むしろ送電線の輻射雑音に近いと言う観察が報告されている[4]。TECO でとても楽しめるゲームのひとつに、コマンドラインに自分の名前を入力して、何が起こるか当てる、と言うものがある。TECO と対話している間は、ほんのわずかのタイプミスでもプログラムはたいてい破壊されるし、もっと深刻なことも起こりうる -- 繊細かつ神秘的なバグが、それまで動いていたサブルーチンに混入するのだ。
こうした理由から、本物のプログラマは一般にちゃんと動いているプログラムをいじるのを好まない。
WikipediaにはTECOマクロでBrainfuckインタプリタの例が載っているが、文字化けした何かにしか見えない。。。TECOもBarinfuckもチューリング完全という意味では似てるな。いやー、よくこれでEmacs書いたよなぁ。
TECO関連の読み物としては、bitに掲載された「好々爺の部屋 (4) ― TECO」ってのもある。
The Craft of Text Editing―手作りのテキストエディタ
- 作者: クレイグ・A.フィンゼス,Craig A. Finseth,岩谷宏
- 出版社/メーカー: ビレッジセンター出版局
- 発売日: 1994/04
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