contribアカウント

少し前にベル研のサイトのcontribアカウントをもらったので、それにまつわる話を書いておく。contribアカウントをもらうと、9fs sourcesで/n/sources/contrib以下にマウントされる自分の領域に書き込み権限が得られる。contribの内容は毎日アーカイブされ、historyやyesterdayコマンドで履歴を追うことができる。ちょうどMac OS XのTimeMachineのような感じだ。しばらくコード置き場にgithubを使っていたけど、Plan 9からgit使えなくて不便だったので*1、これからはcontribを活用していこうかと思っている。gitなどのSCMに慣れていると不安だが...

contribアカウントの取得方法はPlan 9 wikiの「How to contribute」に詳しい。contrib以外にもpatchの投稿やコーディングスタイルについても書かれているので、Plan 9上で開発する人は目を通しておくとよい。ちなみに採用されたパッチは/n/sources/patch/appliedで見ることができる。

contribアカウントを取得するために何か条件は必要なのかと思われるかもしれないが、気軽に発行してくれる(はず)。まず、contrib@plan9.bell-labs.comにアカウントが欲しいとメールすると、スパム避けの仕組みがあって、それからメンテナのGeoffさんにコンタクトできるので、アカウント名と初期パスワードを伝えて作ってもらう。私の場合、2週間ぐらいかかったが、ボランティアでやってもらっているのだから、ちょっと時間がかかっても我慢、我慢。

さて、アカウントの作成が完了したら、contrib以下にoracchaのような自分用のディレクトリができているはずだ。マウントは9fsコマンドではなく次のように直接srvコマンドを実行する*2

% srv -q tcp!sources.cs.bell-labs.com sources /n/sources
!Adding key: dom=outside.plan9.bell-labs.com proto=p9sk1
user[oraccha]:
password:
!

(追記:2010-05-26)初期パスワードを変更する場合は、passwd(1)コマンドを使えばOK。

% passwd oraccha@outside.plan9.bell-labs.com

*1:誰かportingしているかもしれないが。

*2:「9fs sources」は認証を行わない。