失敗学
ずいぶん間が空いてしまったけど、Make:Japanの記事に取り上げられていたスペースシャトルの制御に用いられたリアルタイムプログラミング言語HAL/Sに関する電子書籍が面白かったので、これを取り上げよう。HAL/Sは当初、宇宙機汎用言語として設計されたのだ…
設計士が完璧さを達成したと確信するのは、それ以上付け加えるものがなくなったときではなく、それ以上取り去るものがなくなったときだ。 -- アントワーヌ・ド・サン=テグジュペリ 簡明こそ自然。複雑は悪魔と人間の業 -- カール・J・シンダーマン「サイエ…
<よりよく>することは、<よい>ことの敵である -- フォン・ブラウン これはV2ロケットの開発者にしてアポロ計画の立案者であったフォン・ブラウン氏の言葉である。クリステンセン的に読めば、「持続的イノベーション」から「破壊的イノベーション」は生ま…
ちょっと前の記事だけど、メモ。今年は「OSと失敗学」について何かまとめたいな。 ITが引き起こした災厄トップ10 (/. 2007-11-25)
以前,OSと失敗学というエントリを書いた.そのとっかかりとしてソフトウェア一般について考えてみたい.ソフトウェアの失敗というと,まず思いつくのがバグ.F-22搭載コンピューターにバグというニュースは記憶に新しいが,HotWiredの記事が「史上最悪のソ…
OS/2の歩みを振り返るという,OS/2追悼記事(?)を読んだ.短い記事だが,OS/2の他にもWorkplace OS,Coplandといった黒歴史が垣間見れる.OSの歴史は失敗の歴史でもある.まぁ,普通に考えれば,失敗して消えていったものの方が圧倒的に多い.以前書いた「…