読書

AWSおさらい

「Amazon Web Services 基礎からのネットワーク&サーバー構築」という本が出ていたので、AWSのおさらいも兼ねて読んでみる。AWSの上で、インフラ技術を学ぶという趣旨。クラウドが当たり前になって、クラウドじゃないレガシーなシステムが目の前から消えて…

「Virtualを仮想と誤訳した責任は我々にあります」

書籍「ソフトを他人に作らせる日本、自分で作る米国」を読んでいたところ、元日本IBMの方によるタイトルの発言が飛び出した。この業界に長くいると、仮想記憶に仮想計算機と「仮想」という訳語にはまったく違和感を感じなくなってしまったが。。。曰く、IBM…

園芸家とプログラマ

Paul Grahamの「画家とハッカー」というエッセイがあったけど、園芸家とプログラマも意外と似たところがあるかもね。という話をサイボウズ式に書かせて頂いた(「「園芸家12カ月」──techな人にお勧めする「意外」な一冊(7)」)。興味があれば読んでみて下…

OpenFlow実践入門

そろそろ「OpenFlow実践入門」についてステマしないといけないのではと思ったので書いてみる。OpenFlowに関して日本語で書かれた書籍はまだ2冊しか出ていないと思うけど、OpenFlowに興味あるならまずはこれを買っておけと。OpenFlow本と言いつつ、実質はTrem…

システムソフトウェア研究の将来

本年最後のエントリはちょっと無理してシステムソフトウェア研究の将来に思いを馳せてみたい。(おぉ、まだ酒は入っていないw)去る12月6〜7日にコンピュータシステムシンポジウム(ComSys)2012が開催された。加藤和彦(筑波大)教授による基調講演「仮想…

はじめてのOSコードリーディング

Lions' Commentary on UNIX 読書会で親交のあった@superhogeさんが「はじめてのOSコードリーディング」を上梓される(「はじめてのOSコードリーディング」という本を出版します)。読書会の活動が書籍として結晶したことに感動するし、自分が生まれた頃のソ…

スパコンとは何か

SC2012に向けての機内で金田先生の「スパコンとは何か」を読んだ。2009年の京、そして2011年のHPCIの事業仕分けに仕分け人として関わった東大情報基盤センタの金田先生によるスパコン解説本である。京はLLNLのSequoia (BG/Q)に抜かれてTOP500の2位になったが…

スパコンにまつわる雑談

前回に引き続き、スパコンの話題でお茶を濁す。ISC12が間近に迫り、TOP500でSequoiaが京を抜き1位になるのか注目される今日この頃、スパコン関係の本が二冊出版されたので早速買った。姫野ベンチマークで有名な姫野龍太郎著「絵でわかるスーパーコンピュータ…

計算機と天気予報

気象というのはスパコンの有力なアプリケーションの一つである。地球シミュレータは、名前からして地球規模の環境変動をシミュレーションすることを目的に作られた計算機だし、ICPP報告書の地球温暖化予測にも活用された。また、京(HPCI)でも戦略プログラ…

インターネットの生み出す力

年末年始にかけてNTT DoCoMoによる3Gネットワークの障害話をよく耳にしたけど、これに関連したblog「レイヤー越えが出来ない人たち」、「レイヤバイオレーション」が面白かった。システムは階層化されており、各人(組織)が得意とする階層もあるが、システ…

「割込み」の名付け親

前回、割込みの起源について触れたけど、もう少し深掘りしてみたいと思ったら、たまたま読んでいた高橋秀俊氏の伝記にPC-2の割込みの話が出てきたので、紹介しようと思う。 同氏は計算機屋からは計算機のパイオニアの一人だが、「物理の散歩道」シリーズで知…

シンプリシティの法則

古本屋で何気なく見つけて、Plan9日記的に興味のあるテーマなので手に取ってみた。 世界でトップクラスのデザイナーはみな、何かを見るとき目を細める。木を見て森を知るためにーー正しいバランスを発見するためにーー目を細める。目を細めて世界を見ること…

Better is the enemy of good

<よりよく>することは、<よい>ことの敵である -- フォン・ブラウン これはV2ロケットの開発者にしてアポロ計画の立案者であったフォン・ブラウン氏の言葉である。クリステンセン的に読めば、「持続的イノベーション」から「破壊的イノベーション」は生ま…

裏・世界がわかる理系の名著

世界がわかる理系の名著 (文春新書)作者: 鎌田浩毅出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2009/02/20メディア: 新書購入: 9人 クリック: 94回この商品を含むブログ (38件) を見るソフトウェア(特にOSとかのシステムソフトウェア)に関わっている立場で、ビッグ…

Steven Levyが選ぶ、技術系夏休みの課題図書

HackersなどでおなじみのテクニカルライターSteven Levyさんが、IEEE Spectrumの今月号に「10 Great Tech Books」という記事を投稿していた。面白そうなので、(Plan9ネタではないが)ちょっと紹介してみる。わたしが読んだことがあるのは「超マシン誕生」と…

OSとアーキテクチャ

コンピュータアーキテクチャのエッセンス (IT Architects Archiveシリーズ)作者: ダグラス・E・カマー,Douglas E. Comer,鈴木貢,中條拓伯,仲谷栄伸,並木美太郎出版社/メーカー: 翔泳社発売日: 2007/06/01メディア: 単行本(ソフトカバー)購入: 2人 クリック…